明野ミューオン観測 大阪市立大学

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M5 station

所在地:
山梨県明野村
(東京大学 宇宙線研究所 明野観測所)
検出面積:
total 75m2 (3station X 25m2/station)
検出器 :
比例計数管 10X10X500cm (200本/station)
μ粒子のエネルギー閾値 1GeV

N35o47'E138o30' altitude 900m asl.


研究目的

 2003年から山梨県明野村の 東京大学付属宇宙線研究所 に於いて 低エネルギーの銀河宇宙線によって生成されるミューオン強度変動の 観測を行っています。低エネルギーの銀河宇宙線は太陽活動などによる 惑星間磁場の乱れなどの影響を受けるので、観測されるミューオン強度 も地球近傍の磁場の乱れを反映して変動しています。この観測を通して 太陽活動などの惑星間空間への影響を研究する事ができます。
 この観測では、10X10X500cmの大きさの比例計数管を組み合わせて μ粒子の飛跡を観測しています。このため従来の シンチレーション検出器を組み合わせたμ粒子望遠鏡よりも粒子到来方向 の決定精度が良いのが特徴です。

 太陽表面でフレヤなどが発生すると、それに伴って衝撃波が発生し、 地球に到来します。
 近年、その衝撃波が地球に到来する数時間前に、天球上の30°程度 の広さの領域に局所的な異方性が発生するらしいことが分かってきました。 この望遠鏡の特色を活かせば、これらの微細な宇宙線異方性をたくさん 観測することができると期待されています。

共同研究者リスト

論文/学会発表など

関連する研究等へのリンク


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